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骨折・脱臼

骨折・脱臼でお悩みの方へ

腕のケガ

骨折や脱臼は防ぎにくく、長引きやすいケガの1つです。
スポーツ中のアクシデントや日常生活での転倒など、一瞬の衝撃が原因となって骨や関節が傷ついてしまうことがあります。
骨折や脱臼はその程度によって回復にかかる時間が異なりますが、一般的には数か月程度必要です。
早期復帰を目指したい方は、正しい応急処置の方法を知っておきましょう。

こちらでは、骨折・脱臼の種類や原因、整骨院での施術メニュー、対処法・予防法などについてご紹介しています。

目次

こんなお悩みはありませんか?

  • 患部が激しく痛む
  • 骨折の応急処置の方法がわからない
  • 肩関節の脱臼をなんども繰り返す
  • 転んだ拍子に指を脱臼してしまった
  • 骨折の痛みはいつまで続くのか気になる
  • 脱臼を自分で戻したら痛みがひどくなった

骨折・脱臼のおもな症状と原因について

骨折について

骨折の様子

●骨折の種類

骨折は、骨の折れ具合によって完全骨折不完全骨折にわかれます。

・完全骨折

骨が完全に断裂している状態です。
みなさんが「骨折」と聞いたときにイメージする骨の折れ方です。
完全骨折は、骨が折れる方向や骨の折れ方によって、横骨折らせん骨折粉砕骨折などに分類されます。

・不完全骨折

不完全骨折とは、部分的な骨のつながりが残っている状態のことです。
その中でも次のように分類されます。

-亀裂骨折

骨にヒビが入っている状態です。

-若木骨折

柔らかい若木を曲げたように骨が変形する骨折です。
大人の骨よりも柔軟性があり、折れにくいお子様特有の骨折です。

●骨折の症状

痛み腫れ内出血発熱などがみられます。
その中でも次のような骨折・脱臼特有な症状があります。

・異常可動性

完全骨折を起こしていると、関節ではない部分の骨が動くことがあります。

・軋轢音

骨折した部分に指を当てて動かすと、骨同士が擦れあって生じる不快感を覚えることがあります。

・転位

折れた骨が元々の位置からずれてしまい、見た目に変化がみられることがあります。

●骨折の原因

骨折は、外傷だけでなく、疲労病気が原因となることもあります。

・外傷

転倒転落交通事故などの衝撃によって、骨の強度を上回る外力が加わると、骨折が起こります。

・疲労

骨の強度以下の力であっても、特定の骨に繰り返し負荷が加わると、疲労骨折を起こす場合があります。
サッカーやバスケなど、繰り返し同じ部位を動かすスポーツをしている方に多い原因です。

・病気

骨粗しょう症骨髄炎がんの転移などの影響で骨がもろくなり、骨折を起こすことがあります。

脱臼について

脱臼の様子

●脱臼の種類

脱臼とは、関節の骨が外れてしまう状態のことです。
程度によって、完全脱臼不完全脱臼に分類されます。

・完全脱臼

骨同士が完全に離れている状態のことです。
完全脱臼は、関節を包んでいる「関節包」が破れたかどうかによって、さらに関節包外脱臼関節包内脱臼にわけられます。

・不完全脱臼

骨の一部が関節に接している状態です。
亜脱臼とも呼ばれることがあります。

●脱臼の症状

脱臼のおもな症状は、次のとおりです。

・痛みやしびれ
・腫れ
・関節の動かしにくさ
・変色

脱臼した部分に負荷をかけると、強い痛みが出やすいです。
また、多くの場合、脱臼を起こした部分を動かすことが困難になります。

●脱臼の原因

脱臼には、外傷性のものと病気によるものがあります。

・外傷

転倒、転落、交通事故などで、関節に強い衝撃が加わって脱臼することがあります。
とくに、肩関節は脱臼しやすいといわれており、転んで手をついたときの衝撃や肩を大きく動かす運動などをきっかけに肩関節の脱臼が起こります。

・病気

脱臼の多くは、外傷性のものです。
しかし、骨髄炎や関節炎、エーラス・ダンロス症候群などの病気によって関節が外れやすくなることがあります。

●脱臼の注意点

ご自身で無理に関節を戻そうとしないようにしましょう。
関節に強い力を加えると、かえって損傷がひどくなることがあるためです。
外れた骨を元に戻す「整復」は、医療機関だけでなく、整骨院・接骨院でも可能です。

やぐち接骨院の
骨折・脱臼への施術内容

骨折・脱臼のおもな施術法

施術に使用する器具

●固定療法

骨折・脱臼では、損傷した骨や関節が本来あるべき位置からズレないようにするために、固定が必要になることがあります。
当院では正しい方法で固定療法を行い、癒合をサポートします。

●運動療法

骨折・脱臼では、安静期間が長くなることが多く筋力の低下が心配されます。
当院では、適切な運動療法を行うことで、筋力の低下を防ぎ、スムーズな復帰を目指します。

●超音波療法

超音波療法は、超音波がつくる機械的な振動を損傷部位に与える施術です。
痛みの緩和関節の可動域の拡大などをはかります。

●関節を動きやすくする訓練

骨折・脱臼を起こすと、関連する関節が動かしにくくなることがあります。
当院では関節を動きやすくする訓練を行い、ケガをする以前と同じ状態もしくはそれ以上のコンディションを目指します。

●EMSトレーニング

EMSトレーニングとは、「Electrical Muscle Stimulation(電気的筋肉刺激)」によるトレーニングのことです。
電気刺激によって筋肉を動かし、効率的にトレーニングを行います。
鍛えたい部分をピンポイントで鍛えることができ、ケガをしている方でも無理なく筋力の低下を防げます。

●ラジオ波温熱療法

ラジオ波温熱療法とは、ラジオ波による摩擦熱によって身体の深部を温める施術です。
熱を与えて筋肉のこりにアプローチし、骨折・脱臼による拘縮の改善を促します。

骨折・脱臼の施術過程

テーピング

骨折・脱臼に関しては、症状の経過にあわせて次のような手順で対応します。

●安静・固定

症状を引き起こした初期の段階では、まずは安静と固定が大切です。
症状を早期回復に導くためには、正しい方法で固定をすることが必要です。

●組織の機能回復

ある程度症状が回復したら、損傷前の状態に戻れるよう機能の回復に取り組みます。

おもにラジオ派温熱療法超音波療法EMSなど専門機器を使用した施術をおこないます。
これらの施術で、低下した筋力の向上や可動域の改善を図ります。

●自宅でのセルフケア

接骨院での取り組みも大切ですが、より早期の回復を目指すためには患者様自身でのセルフケアも大切です。
一人ひとりに合わせたストレッチやトレーニングの方法をアドバイスします。

骨折・脱臼になってしまった際の対処法

対処法

安静にしている様子

骨折や脱臼の疑いがある際は次のようなや対処を行うことが大切です。

●RICE処置

RICE処置とは、安静(Rest)冷却(Icing)圧迫(Compression)挙上(Elevation)という4つの基本をまとめた処置のことです。

・安静(Rest)

患部を無理に動かすと、損傷が広がる可能性があります。
骨折・脱臼が疑われるときは、患部への負担を減らすために安静を心がけましょう。

・冷却(Icing)

冷やすことで腫れの広がりを抑えたり、痛みを一時的に感じにくくしたりします。
氷を入れたアイスバッグタオルで巻いた保冷剤などで、患部を10分ほど冷やしましょう。
冷やしている際に患部の感覚がなくなったら、冷やすことをやめるようにしてください。

・圧迫(Compression)

患部を圧迫することで、腫れの広がりを防ぎます。
弾性包帯テープなどで患部を圧迫しましょう。

・挙上(Elevation)

患部を心臓よりも高い位置に掲げることで、腫れや内出血を抑えます。
足をケガした場合は、患部の下にクッションや台を置き、仰向けになりましょう。

●超音波療法

骨折は、超音波を照射することで骨癒合が早るといわれています。
骨折した方は、応急処置のあと超音波療法を受けましょう。

骨折・脱臼にならないための
予防法と身体のケア方法

予防法

ストレッチ

●ストレッチを

身体の柔軟性が低下していると、衝撃を分散できず骨折や脱臼などのケガが起こりやすくなります。
普段からストレッチを行い、身体の柔軟性を高めておきましょう。
とくに、運動を始める前のウォーミングアップは、ケガを防ぐために欠かせません。
ストレッチで十分に身体をほぐしてから、運動を開始しましょう。

●体幹を鍛える

体幹とは、胴体部分のことです。
体幹の筋肉が弱っていると、バランスを崩したときに身体を支えられず、転倒や転落などが起こりやすくなります。
体幹はプランクというトレーニングで鍛えられます。

1)うつ伏せになり、両肘を身体と並行にして床につけます。
2)つま先で身体を支え、腰を浮かせます。
3)背筋の伸ばし、頭と背中、腰、かかとを結んだ線が一直線になるようにします。
4)この状態を30秒間キープしましょう。

●身体を休ませる

骨折・脱臼の原因には、身体の疲労が関係することもあります。
スポーツをしたり、重労働をしたりしている方は、適度に休憩十分な睡眠を心がけましょう。

骨折・脱臼に関するQ&A

骨折の原因はなんですか?

転倒や転落、交通事故などで強い衝撃が加わることや、繰り返し小さな負荷が加わりつづけること、骨粗しょう症や骨髄炎といった病気などが考えられます。

骨折かどうか見分ける方法はありますか?

骨折固有の症状として、異常可動性や軋轢音、転位などがあります。
しかし、これらの症状がない骨折も多く、正確に判断するためにはレントゲン検査が必要です。

骨折が回復するまでには、どのくらいの期間がかかりますか?

骨の折れ方によって異なります。
一般的には、数か月かかることが多いようです。

骨折のリハビリは、どのようなことを行いますか?

筋肉の萎縮や関節の拘縮を改善するための運動療法や物理療法を行います。

骨折を防ぐためにはどうしたらいいですか?

スポーツで無茶をしない、十分な休息を取る、体幹を鍛えるなどの方法があります。

脱臼を繰り返しやすいのはなぜですか?

一度脱臼を起こすと、関節に骨が外れやすくなる道ができてしまうためです。

脱臼を自力で戻しても大丈夫ですか?

脱臼した関節を自力で元に戻すのはやめましょう。
整復は、医療機関や整骨院・接骨院で可能です。

若年層が脱臼を繰り返すのはなぜですか?

関節の軟部組織の柔軟性が高いことや、中高年よりも激しい運動を行うことなどが関係していると考えられています。

骨折と脱臼を併発することはありますか?

非常に強い負荷が加わると、骨折と脱臼を併発することもあります。

脱臼を繰り返す場合は、どうしたらいいですか?

脱臼が起こりやすくなる動作を避けるようにしましょう。
また、関節に負担をかけるスポーツに復帰したい場合は、手術という選択肢もあります。

著者 Writer

著者画像
矢口 哲也
生年月日 :昭和62年5月18日
血 液 型:O型
出   身:茨城県ひたちなか市
趣   味:スポーツ観戦
施術ポリシー:
当院は「ラジオ波温熱療法」がおすすめです。
私は、痛みや症状を改善することが施術のゴールと考えていません。
再発予防までしっかり行い、患者様の「こうなりたいを叶える」ことを目標としております。

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